群馬県「新生活」の意味

お葬式の受付で「新生活」と書かれているのを見たことがありますか?

群馬県出身の私にとっては、お葬式での当たり前の光景。

現在は違う県に住んでいるのですが、初めて他県でのお葬式に参列したとき「新生活」の文字が見当たりませんでした。

そこで初めて「新生活」が全国共通ではないということに気付いたのです!

こんな人に読んでほしい!
  • 「新生活」って何?
  • 「一般」「新生活」どっちにすればいいの?
  • 今後群馬県でのお葬式に参列する可能性がある人。

知らないと恥をかく!?
知っておいて損はない!

この記事を読んで、一緒に「こっそり」解決しましょう!

スポンサーリンク

お葬式での「新生活」とは?

戦後の復興期に誕生した「新生活運動」という取り組みからきています。

どんな運動か簡潔に説明すると、戦後の経済的につらい状況から立ち直るため、冠婚葬祭における金銭的な負担を軽減するように政府の主導で国民へ呼びかけて広まった運動です。

具体的には、地域で新築祝いや葬儀のお香典などの金額を決め、「お返しはもらわない」といった取り決めをするという内容になっています。

現代でも、「新生活運動」の名残として「新生活」の習慣が根強く残っている地域があるのです。

「新生活」金額の相場は?

※私の住んでいた地域を基準にお話しますがご了承ください。

「新生活」として包む金額の相場は、5,000円以下が一般的となっています。

少し前までは3,000円程度を包む人が多かったようですが、私の地域では5,000円を包む人が増えてきています。

ただ、地域によっては金額が決められているところもあります。

同じ地域の人に確認しておくのがいいでしょう。

ちなみに、私が住んでいた地域は金額が決められていませんでした。

大体5,000円が目安だったと思います。

3,000円の方もいましすが、「あの人ケチだなぁ…」と思われてしまう場合もあるのが現状です。

「新生活」で参列するときは、香典袋にも「新生活」と書いていました。

書いていない人も多いので、受付をするときに間違えなければそこまで気にすることではありません。

「新生活」「一般」返礼品の金額の違い

「新生活」…1,000円程度。

「一般」…4,000~5,000円程度。

「新生活」は返礼品を辞退すると言っても、まったくないわけではありません。

香典の金額が少ない分、返礼品の金額も少なくなるということです。

具体的な例としては、

新生活 一般
香典 3,000円~
5,000円程度
10,000円~
30,000円程度
返礼品 1,000円程度 4,000円~
5,000円程度

ほんの一例ですが、私の実家で葬儀をしたときはこのような感じでした。

「新生活」「一般」どちらにすればいいの?

「新生活」…同じ地域に住む人、会社関係者が多い。

「一般」…親族や関係性の深い友人が多い。

※私の住んでいた地域を基準にお話しますがご了承ください。

この「新生活運動」に賛同するかどうかは、個人の判断にゆだねられています。

そのため、必ずどちらにしなくてはいけないというルールはありません。

しかし、地域によってはルールが定められている場合もあります。

群馬県に引っ越してきて何も分からない方は事前に確認しておいた方がいいでしょう。

友人としての参列であれば、その友人との関係が近いか遠いかによっても変わってきます。

一般的な判断基準としては、故人や遺族との付き合いがそれほど親密でなければ「新生活」を選ぶ場合が多いようです。

自分の体験談ですが、「新生活」として参列した近所の方で、10,000円を包んでくださった方がいました。

本来でしたら「一般」として返礼品を渡すべき金額ですが、ご本人の判断と地域の関係ということで「新生活」として参列してくださいました。

葬儀後に父がそのことに気付き、その近所の方に「一般」としての返礼品を改めて渡しに行きました。

このように、「新生活」だからといって必ず5,000円以下とは限りません。

本人の気持ちにゆだねられているので、本人が「10,000円だけど新生活でいい」と言えばそれでいいのです。

ただ、昔ながらの地域では「うちは5,000円だったのにあの人は3,000円しか…」というご近所トラブルになる場合があるので、金額が決まっていなくてもその地域に詳しい方に聞いておくのが確実ですね。(実際私の住んでいた地域でもそういったトラブルがありました…)

「新生活運動」が受け継がれている地域

私自身が群馬県に住んでいたときは「新生活」としてでしか参列したことがなかったので、他県に移り住んでから困惑してしまったパターンです。

お葬式の予定があったので友人に「新生活でいいんだよね?」と確認したところ、「え?何それ?」と聞き返されてしまい、そこで初めて「新生活」が群馬独特の習慣だったという事実に気付かされました。

というか、そこで気付いていなかったら恥をかいていたかもしれませんね。

群馬県全域とは言い切れませんが、群馬県と「新生活運動」は特に長い歴史があると考えられます。

2020年5月現在、群馬県以外にも、埼玉県・茨木県・栃木県・長野県・沖縄県の一部自治体で「新生活運動」を推奨している地域があります。

それらの地域でどの程度浸透しているのかは分かりませんが、コロナウイルスの影響で不況な時代だからこそ、今後「新生活運動」を取り入れていく自治体はさらに多くなるかもしれませんね。

ただ、「新生活運動」の概要を自治体がしっかり伝えて地域の方が理解していないと、ご近所トラブルになりかねません。

慎重な対応が必要になるでしょう。

スポンサーリンク
おすすめの記事一覧